2019.02.21 冬の旧街道歩き 毎年恒例の木曽中山道、妻籠宿から馬籠宿まったりウォーク [街道・町並み歩き]
毎年恒例となっている中山道街道歩き。
いつもは梅、桜が咲く春か、紅葉の秋に歩くのですが、今回はこの時期。2月21日に歩いてきました。
いつも一緒に山歩きをしている山仲間二人が昨年足の手術をして、その快気祝いを兼ねて歩こうと企画しました。
ルートは、中央線南木曽駅から妻籠宿へ向かい、妻籠宿から馬籠宿まで中山道の旧道を歩くというもの。
普段自分一人ならそのまま落合宿、若しくは中津川宿まで足を延ばすのですが、今回は山友さんお二方の快気祝い歩き。あまり無理はできません。
馬籠宿まで歩いて、余裕があれば落合宿まで行ければいいかなと。
できれば「是より北、木曽路」の石標と中山道の名所 "落合の石畳" を見てもらいたいなぁ…。
当日、JR中央線中津川駅に朝7:30頃に集合します。中津川駅発を8時過ぎの電車に乗らないとかなり待たされてしまい、予定が狂ってしまうため、皆さんに早起きしてもらいました(笑)。
中津川駅から南木曽駅に向かいます。
南木曽駅到着。相変わらずいい感じの駅舎です。先ず恒例の桃介橋へ。
「桃介橋(ももすけばし)」は別名「桃の橋」と呼ばれ、大正11年に架けられました。木曽川の水力発電開発に力を注いだ大同電力(福沢桃介社長)が読書発電所(大正12年完成)建設の資材運搬路として架けたものです。現在は近代化遺産(南木曽町有形文化財)として復元され、大正時代の長大吊橋として保存されています。全長247m、幅2.7mで、木製補剛桁を持った吊橋としては、日本有数の長大橋とのことです。
橋を渡って向こう岸へ。
いつ見ても素晴らしい橋ですね。・・・ん? 旅人? てなもんや三度笠?(笑)。
桃介橋石柱前で皆で記念写真を。今日のメンバーはご覧の5名。楽しい街道歩きになりそうです♬
再び名古曽駅前に戻り、いよいよ中山道街道歩きスタートです。まず最初に妻籠宿を目指します。
癒しの旧街道。山の中を一本の石畳の道が続きます。何度も歩いている道だけど、やっぱり気持ちいい♬
梅が咲き出していました。もう春の訪れは近いです。
宿場に向かう途中、ちょっと横道に逸れて妻籠城跡へ向かってみましょう。
気持ちの良い竹林の道。いいですよねぇ。
妻籠城(つまごじょう)は、長野県木曽郡南木曽町にかつて存在した山城で、築城時期は室町時代中期。標高521mに位置し、戦国時代には木曾義昌が城主であったといわれます。
現在は城跡として土塁、曲輪、石碑といった遺構が残るのみで、城のあった場所は展望地となっています。
妻籠城跡からの眺望。麓の妻籠宿を眺めることが出来ました。
反対側は、中央アルプス、木曽駒ヶ岳がドーン! 綺麗でした。
そしていよいよ妻籠宿へ。高札場を通過。
中山道の木曽路南側から美濃中山道、そして近江中山道、その中でもこの妻籠宿が一番好きな宿場。多少観光地っぽくはなっていますが、当時の面影が色濃く残っている宿場だと思います。
なんといっても、この宿場には電線と電柱がないのです。整備されたときに、出来るだけ当時のままに保存すべく全て地中に埋めたのだとか。流石です。
パンフレットやポスターなどで撮影する位置からのショット。ここが一番妻籠宿らしい風景ですね。
名スポット、妻籠宿旅籠「生駒屋」。
妻籠宿のこの軒下の看板がいい感じなんですよね。いつ見ても萌えます(笑)。
「つとっこ」。元々秩父の郷土料理のことのようですが、語源は茨城県とのこと。まぁ、埼玉、茨城は近い所なので、あの辺りの郷土料理なのでしょう。
農家の人たちが保存用として食べ物を藁に巻いていたことから名づけられたといいます。
妻籠宿でみたらしだんごを戴いたり、町屋の中を散策したり、まったりと宿場を歩きます。
妻籠宿の端にある庚申塚を見て、妻籠宿を離れます。
さぁ、いよいよ馬籠宿へ向かっていきましょう。
石畳の道はいよいよ本格的な山岳道へ。
坂道の途中に祀られている牛頭観音。中山道では馬の代わりによく牛が物資運搬に使われていたそうで、その牛を祀った観音様です。非常に珍しいものだそうですね。
途中にあるスポット男滝、女滝へ。
更に歩を進めていきます。気持ちの良い古道がどこまでも続く…。
本日の最高峰、標高801mの馬籠峠に到着。最高峰の標柱を囲んで記念撮影を(^^)
この峠は岐阜県と長野県の境界でもあります。ここから岐阜県に入ります。
そして最後の登り坂を登りきると…
恵那山ドーン! これがこの街道歩きの醍醐味のひとつ。いいですねぇ。
恵那山を背に一枚、記念撮影を♡ 皆いい顔♬
高札場。ここからが馬籠宿です。
馬籠宿に入りました。皆さんお疲れさま。馬籠宿内を再びまったり散策しましょう。
馬籠宿は妻籠宿と違って道もものすごく綺麗に整備され、完全に観光地化されています。綺麗なので、それはそれでいいのですが、とにかくいつも人が多い(苦笑)。今回は冬季休業されている店も多く、それほど混みあってはいませんが、それでも人多かったですね。
宿場町特有の桝形。
時間が許す限り、めいっぱい宿場内を散策。楽しみました。
そして今回も完歩証明書をもらいました。妻籠宿から馬籠宿まで歩きましたよ(*^^)v
今回は怪我から復帰したお二人の体力を考え、この馬籠宿で終了。まったりと楽しく歩いた旧街道歩きでした。
皆さん、お疲れさまでした。続きはまた機会があればまた。
個人的には毎年恒例になった中山道街道歩き。今回はどちらかというと宿場散策中心になりましたが、楽しかったですね。
こんなスタイルで、また度々やってみてもいいかと思います。
--本日のルート--
08:37 南木曽駅 発
08:40 桃介橋
09:03 南木曽駅
10:06 妻籠城址
10:54 妻籠宿
13:35 馬籠峠
14:31 馬籠宿 着
--本日のデータ--
場所 長野県木曽郡南木曽町読書 ~ 岐阜県中津川市馬籠
距離 14.3km
最大標高差 396m
平均斜度 上り:8.9% 下り:8.4%
獲得標高 上り:634m 下り:485m
日時 2019年2月21日 08:36:14 ~ 2019年2月21日 15:49:47
所要時間 7時間13分33秒
平均速度 1.9km/h

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いつもは梅、桜が咲く春か、紅葉の秋に歩くのですが、今回はこの時期。2月21日に歩いてきました。
いつも一緒に山歩きをしている山仲間二人が昨年足の手術をして、その快気祝いを兼ねて歩こうと企画しました。
ルートは、中央線南木曽駅から妻籠宿へ向かい、妻籠宿から馬籠宿まで中山道の旧道を歩くというもの。
普段自分一人ならそのまま落合宿、若しくは中津川宿まで足を延ばすのですが、今回は山友さんお二方の快気祝い歩き。あまり無理はできません。
馬籠宿まで歩いて、余裕があれば落合宿まで行ければいいかなと。
できれば「是より北、木曽路」の石標と中山道の名所 "落合の石畳" を見てもらいたいなぁ…。
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当日、JR中央線中津川駅に朝7:30頃に集合します。中津川駅発を8時過ぎの電車に乗らないとかなり待たされてしまい、予定が狂ってしまうため、皆さんに早起きしてもらいました(笑)。
中津川駅から南木曽駅に向かいます。
南木曽駅到着。相変わらずいい感じの駅舎です。先ず恒例の桃介橋へ。
「桃介橋(ももすけばし)」は別名「桃の橋」と呼ばれ、大正11年に架けられました。木曽川の水力発電開発に力を注いだ大同電力(福沢桃介社長)が読書発電所(大正12年完成)建設の資材運搬路として架けたものです。現在は近代化遺産(南木曽町有形文化財)として復元され、大正時代の長大吊橋として保存されています。全長247m、幅2.7mで、木製補剛桁を持った吊橋としては、日本有数の長大橋とのことです。
橋を渡って向こう岸へ。
いつ見ても素晴らしい橋ですね。・・・ん? 旅人? てなもんや三度笠?(笑)。
桃介橋石柱前で皆で記念写真を。今日のメンバーはご覧の5名。楽しい街道歩きになりそうです♬
再び名古曽駅前に戻り、いよいよ中山道街道歩きスタートです。まず最初に妻籠宿を目指します。
癒しの旧街道。山の中を一本の石畳の道が続きます。何度も歩いている道だけど、やっぱり気持ちいい♬
梅が咲き出していました。もう春の訪れは近いです。
宿場に向かう途中、ちょっと横道に逸れて妻籠城跡へ向かってみましょう。
気持ちの良い竹林の道。いいですよねぇ。
妻籠城(つまごじょう)は、長野県木曽郡南木曽町にかつて存在した山城で、築城時期は室町時代中期。標高521mに位置し、戦国時代には木曾義昌が城主であったといわれます。
現在は城跡として土塁、曲輪、石碑といった遺構が残るのみで、城のあった場所は展望地となっています。
妻籠城跡からの眺望。麓の妻籠宿を眺めることが出来ました。
反対側は、中央アルプス、木曽駒ヶ岳がドーン! 綺麗でした。
そしていよいよ妻籠宿へ。高札場を通過。
中山道の木曽路南側から美濃中山道、そして近江中山道、その中でもこの妻籠宿が一番好きな宿場。多少観光地っぽくはなっていますが、当時の面影が色濃く残っている宿場だと思います。
なんといっても、この宿場には電線と電柱がないのです。整備されたときに、出来るだけ当時のままに保存すべく全て地中に埋めたのだとか。流石です。
パンフレットやポスターなどで撮影する位置からのショット。ここが一番妻籠宿らしい風景ですね。
名スポット、妻籠宿旅籠「生駒屋」。
妻籠宿のこの軒下の看板がいい感じなんですよね。いつ見ても萌えます(笑)。
「つとっこ」。元々秩父の郷土料理のことのようですが、語源は茨城県とのこと。まぁ、埼玉、茨城は近い所なので、あの辺りの郷土料理なのでしょう。
農家の人たちが保存用として食べ物を藁に巻いていたことから名づけられたといいます。
妻籠宿でみたらしだんごを戴いたり、町屋の中を散策したり、まったりと宿場を歩きます。
妻籠宿の端にある庚申塚を見て、妻籠宿を離れます。
さぁ、いよいよ馬籠宿へ向かっていきましょう。
石畳の道はいよいよ本格的な山岳道へ。
坂道の途中に祀られている牛頭観音。中山道では馬の代わりによく牛が物資運搬に使われていたそうで、その牛を祀った観音様です。非常に珍しいものだそうですね。
途中にあるスポット男滝、女滝へ。
更に歩を進めていきます。気持ちの良い古道がどこまでも続く…。
本日の最高峰、標高801mの馬籠峠に到着。最高峰の標柱を囲んで記念撮影を(^^)
この峠は岐阜県と長野県の境界でもあります。ここから岐阜県に入ります。
そして最後の登り坂を登りきると…
恵那山ドーン! これがこの街道歩きの醍醐味のひとつ。いいですねぇ。
恵那山を背に一枚、記念撮影を♡ 皆いい顔♬
高札場。ここからが馬籠宿です。
馬籠宿に入りました。皆さんお疲れさま。馬籠宿内を再びまったり散策しましょう。
馬籠宿は妻籠宿と違って道もものすごく綺麗に整備され、完全に観光地化されています。綺麗なので、それはそれでいいのですが、とにかくいつも人が多い(苦笑)。今回は冬季休業されている店も多く、それほど混みあってはいませんが、それでも人多かったですね。
宿場町特有の桝形。
時間が許す限り、めいっぱい宿場内を散策。楽しみました。
そして今回も完歩証明書をもらいました。妻籠宿から馬籠宿まで歩きましたよ(*^^)v
今回は怪我から復帰したお二人の体力を考え、この馬籠宿で終了。まったりと楽しく歩いた旧街道歩きでした。
皆さん、お疲れさまでした。続きはまた機会があればまた。
個人的には毎年恒例になった中山道街道歩き。今回はどちらかというと宿場散策中心になりましたが、楽しかったですね。
こんなスタイルで、また度々やってみてもいいかと思います。
-----------------------------------------
--本日のルート--
08:37 南木曽駅 発
08:40 桃介橋
09:03 南木曽駅
10:06 妻籠城址
10:54 妻籠宿
13:35 馬籠峠
14:31 馬籠宿 着
--本日のデータ--
場所 長野県木曽郡南木曽町読書 ~ 岐阜県中津川市馬籠
距離 14.3km
最大標高差 396m
平均斜度 上り:8.9% 下り:8.4%
獲得標高 上り:634m 下り:485m
日時 2019年2月21日 08:36:14 ~ 2019年2月21日 15:49:47
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平均速度 1.9km/h

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2019-05-14 23:32
nice!(1)
コメント(2)
ぼのさん
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
おはようございます
まったり旧街道歩き、みんなで歩くと楽しそうですね!
完歩証明書ってなんかもらえたら嬉しいですね!
by えれぇこった2号 (2019-05-15 09:04)
kakaさま、
街道歩きも楽しいですよ♬
昔自転車で、草津宿まで走ったことあります。
何日もかけてですがね(笑)。
完歩証明書。山でも登頂証明書ってあればいいと思いません?
by ぼの (2019-05-15 23:18)