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2021.09.06-07 静かで美しい峰々を満喫。中央アルプス・木曽駒ヶ岳マイナールート周回 第一幕:久しぶりの千畳敷カールと八丁坂、乗越浄土 [山歩き]

木曽駒ケ岳ロープウェイが建設される前の木曽駒ケ岳登山ルートである長野県伊那市桂木場登山口から登る、いわゆるクラシックルート。新田次郎の「聖職の碑」を読んで以来、そのルートで是非登ってみたくて4年前の2017年夏に友人と登りました。
長く険しい登山道に加え、夏の容赦ない暑さによる熱中症と脚の古傷が痛み出したことにより、歩行が困難に。当初木曽駒ケ岳山頂直下のテント場まで向かう予定だったのですが、西駒山荘に到着するのがやっとという感じでした。
その時に、西駒山荘の小屋番さんが自分の状態を見て、「よかったら泊まっていきなさい」と飛び込みで泊めていただけることになり、大変お世話になりました。(その時のブログ記事はコチラ⇒)
最近よくそのことを思い出すようになり、当時お世話になった西駒山荘の小屋番さんに会いたいという思いが強くなっていました。

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今年はコロナ感染拡大が昨年から続いており、色々と悩みましたが、これを逃すとまた当分行けれなくなるかもという思いが勝り、感染対策を万全にして思い切って登ってみることにしました。
西駒山荘に連絡したところ、小屋も営業しているとのこと。「感染対策をしっかりして登ってきてください」と。
本当はあの時と同じように桂木場から登って行こうかとも思ったのですが、やはり長いルートと急勾配に身体が耐えれるか心配だったので今回は大事をとって通常の駒ケ岳登山の最短ルートである駒ケ岳ロープウェイを利用して西駒山荘まで歩くことにしました。麓の駒ヶ根、菅の台バスセンターからロープウェイ千畳敷駅までの公共機関の混み方が些か心配ではありますが…

本当は単独でも行くつもりでしたが、この登山計画を聞きつけた友人たちが「是非」と同行してくれることになり、ちょっと嬉しかったな。
8月から予期せぬ長雨や台風の影響で当日心配でしたが、天気予報もこの二日間は大丈夫とのこと。
久しぶりの駒ケ岳、そして久しぶりの西駒山荘で前日の夜は中々寝付けませんでした(笑)。
さ、久しぶりの駒ケ岳への山旅、どんな眺望が待っているのでしょうか。ワクワク山行のスタートです。

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当日朝7時前、集合場所の菅の台バスセンター駐車場に到着。
夏休みも終わり、人も多少は少なくなっているだろうと思いきや、この行列…。

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流石簡単に3,000m級の頂に簡単に行けるという人気の山。密を考えるとちょっと心配。係の方に話を聞くと「バス、ロープウェイもある程度乗車できる人数を考えて臨時便を増やしています」との返答だが…
蓋を開けてみると、結構満席状態(涙)。まぁ、しっかりマスクして会話を極力少なくして座るしかないですね。ここまで来た以上、全て自分の責任において行動です。

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バスでロープウェイ駅のしらび平に向かう途中、一部先日の豪雨で路面が崩れているところがあり、その部分は徒歩。次のバスに乗り継いでの移動となりました。

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しらび平駅からロープウェイで標高2,600mの千畳敷駅へ。久しぶりのロープウェイでですね。
天気予報は晴れだったのですが、なにやらガスも一緒に登ってきてしまったようです…(苦笑)。天気大丈夫かなぁ…。

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千畳敷駅に到着。先ずはホテル千畳敷のカフェで珈琲でも飲んでしっかり高度順応させましょう。一気にロープウェイで昇ってきたため、標高の高さに身体が付いていきません。標高に身体を慣れさせるために本来は1時間くらいは動かずに順応させなければいけません。着いて直ぐ行動してしまうと高山病に罹りやすくなるのです。

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標高2612m、久しぶりの千畳敷カール。前回ここに来たのは2年前の7月。その時は "ピークを踏まない山歩き" と称し、千畳敷カールから八丁坂を登らずに左手のカールから極楽平に登りました。そして空木岳に延びる稜線を歩き、 "島田娘" や宝剣岳と三ノ沢岳の分岐、"サギタルの頭" をまったりと歩きました。なので八丁坂は4年ぶりとなるのかな。

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「宝剣岳」の標識が新しくなりましたね。なんか綺麗すぎって感じですが(笑)。

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最近はあまりここで写真撮らないのですが(苦笑)、今回久しぶりということで、記念に一枚。
さ、高度順応もある程度できました。ぼちぼち行きましょうか。

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計画したルートは、千畳敷カールから乗越浄土まで上がり、通常の木曽駒ケ岳登山ならば、そこから山小屋、宝剣山荘の脇を通って中岳、木曽駒というルートで歩くのですが、今回は乗越浄土から反対側のカールを下降し、濃ヶ池へ。そのあと稜線まで上がり、大正2年に起きた大量遭難事故の慰霊碑を経由して西駒山荘へ。時間があればそのまま分水嶺を歩き、行者岩のある茶臼山まで行ければいいかなと。
二日目は、西駒山荘から将棊頭山へ登り、そのあとは木曽駒ケ岳山頂へ。下山は中岳を経由して乗越浄土に戻り、千畳敷へ降りるという周回ルート。木曽駒山頂ルートと違い、人があまり立ち入らないルートなので、静かな山歩きが出来そうです。

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歩きだして早々にお花登場で前に進めません(笑)。

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綿毛になったチングルマ

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チングルマがカールの斜面にいっぱいです。
 
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千畳敷カール内はお花畑。お花を愛でながらカール内遊歩道を進んでいきます。いきなりこれだと本当に中々前に進ませてもらえませんね(苦笑)。

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さぁ、漸く登山口です。目の前に立ちはだかる宝剣岳と八丁坂。久しぶりに観上げましたが、圧巻ですね。

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急な勾配の八丁坂を登っていきます。日本アルプスに所謂 "日本〇大 急登" とかよく登山雑誌やガイドブック、Webなどで紹介されていますが、この千畳敷カールの登りってあまり紹介されていません。しかし、個人的に思うのですが、ここの急登、間違いなく屈指の登りになるんじゃないかと思っているんですが…。このカール状の登りは急登にカウントされないのかなぁ…。疑問です。

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いつもながら、結構な斜度で取り付き早々息が上がります(笑)。途中で振り返ってみるとこの光景。千畳敷カールの遊歩道があんなに真下に見えます。やはり斜度きついですよね(苦笑)。

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切り立った岩…。 "オットセイ岩" と呼ばれています。これも八丁坂の名物。

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なんとか登り切って漸く尾根まで辿り着きました。ここが乗越浄土です。

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乗越浄土の指標。ここから右へ伊那前岳を経由して北御所の登山口へ。そして左に行くと、宝剣岳、そして中岳を経由して木曾駒ケ岳へ続きます。
こちら側に登ってくるのは何年振りかなぁ…。しかし、ガスも一緒に連れてきてしまい、真っ白けです(笑)。

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"岩の殿堂" 宝剣岳もシルエットでしか確認できません。ここからの眺望も素晴らしいのですが…残念です。

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右方面、伊那前岳に向かう稜線。山頂方面、こちらも確認できませんでした。

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そして来た道を振り返る…。下方に千畳敷カールとロープウェイ千畳敷駅のあるホテル千畳敷が見渡せます…が、ちょっと靄っていますね(苦笑)。

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急な登りを歩いてきたので、ここでちょっと休憩して息を整えます。しかし、流石秋に差し掛かる時期、標高2,858mの乗越浄土は結構肌寒いです。汗が冷え切らないうちに動き出さないといけませんね。

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あっ、ガスの切れかかった宝剣岳 (標高2,931m) のてっぺんに誰かよじ登ろうとしていますね。昔一度はチャレンジしてみましたが、もうあんなてっぺんによじ登ろうなんて思いません(汗)。傍から見てるだけで充分ですよ(笑)。

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さぁ、そろそろ始動しましょう。いつもならここ乗越浄土から宝剣山荘を巻いて 中岳、そして木曽駒山頂へと向かうのですが、本日は乗越浄土を登ってきた反対側のカールへ降りていく計画。「濃ヶ池」の指標に従い、下降していきます。
ここからは未知の領域。どんな眺望が待っているのか楽しみです。注意しながらも山々の景色を楽しみながら歩いていきましょう。

というところで今回はここまで。
次回第二幕はこのカールを下って濃ヶ池へ向かいます。ご期待ください。

※ 次回第二幕のブログ記事はコチラ

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--本日の山行ルート (千畳敷駅から乗越浄土)--
09:15 千畳敷駅 発
09:38 千畳敷登山口 (八丁坂登り口)
10:01 乗越浄土 着
10:18 乗越浄土 発
10:22宝剣山荘前

--関連サイトLink--
木曽駒ケ岳 ルートガイド 
中央アルプス 駒ケ岳ロープウェイ 
YAMAKEI ONLINE 木曽駒ケ岳 

--関連ブログ記事Link (当ブログ)--
「聖職の碑」を辿る山旅 木曽駒ケ岳クラシックルート縦走  

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drumusuko

千畳敷カールは、やはりいい所のようですね~。
ぜひ一度行ってみたい所です^^。
by drumusuko (2021-09-14 17:32) 

ぼの

drumusukoさま、
はいっ、ここだけ散策するのも良いですね。
今回は丁度夏から秋に変りつつある時期でしたので、
いまひとつでしたが、初夏のころは一面花畑になります。
10月に入れば、今度は緑の大地が真っ赤に染まります。
これもまた素晴らしい景観です。
是非一度お越しいただけたらと思います。
by ぼの (2021-09-15 00:08) 

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